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コンドロイチンは水分を維持する役目を持っています。保水力は一対数百ともいい、10グラムのコンドロイチンは数リットルの水分を蓄えることができるのです。
生まれたばかりの人間は、体内に水分を豊富に蓄えているのです。コンドロイチンやヒアルロン酸の働きで体内の水分が充分たもたれているため、赤ちゃんは肌がすべすべ、ピチピチしており、若い肌にはしみやしわができにくいのです。歳をとってくるとだんだん体内の水分が少なくなり、肌はカサつきやすくしわもでき、内臓の水分も少なくなるために免疫力が落ちたりします。
体の水分量を比較すると、若年男性の場合が60%で、女性の場合が50%です。しかしそんな若いときはたっぷりある水分も歳とともに減っていき、25歳を越える頃からいわゆる老化が始まるようになります。水分量は60歳をすぎると、男性で50%、女性では45%とだいぶ減ってしまうのです。これは体内のコンドロイチンが、やはり歳を重ねるごとに減少していくからだということができます。人も20歳を超えるとコンドロイチンは減り始め、50歳頃では必要な量のわずか5%となってしまいます。体内の水分が失われてしまうと皮膚のハリがなくなるだけでなく、臓器の働きや血液の循環にも影響が出ます。健康で長生きするためにも、体の水分を維持することは大事です。
コンドロイチンは、正式名称をコンドロイチン硫酸ナトリウムといいます。その名前の由来はギリシャ語のコンドロスからきており、軟骨という意味なのです。
その名前の通り、コンドロイチンは関節の軟骨の部分に多く含まれているもので、たんぱく質やヒアルロン酸とともに存在して、軟骨の緩和剤になっています。
コンドロイチンは、軟骨以外にも皮膚の結合組織をはじめあらゆる組織の中にあるのです。コンドロイチンは医薬品として使われており、たとえば関節痛や腰痛、五十肩の治療薬として、また角膜の保護にも使われています。
コンドロイチンは関節の健康や皮膚の保湿に効果があるので健康食品としても注目されています。自然の中でのコンドロイチンは、納豆や山芋、なめこ、オクラなどの粘りけのある食品に多く含まれています。
動物性の食品の方が植物性の食品より吸収効率がいいといわれていますが、コンドロイチンが含まれる動物性の食品というと鶏の軟骨やサメ、フカヒレ、またドジョウやウナギなどといったあまりよくは食べないものばかりです。しかもそれらの食べ物を大量に摂取しなければコンドロイチンは体内に吸収されません。
そんな難しい方法で摂るよりは、サプリメントなどのほうが便利です。サプリメントとしての原料はもともと鯨や牛から取っていましたが、BSEの問題や捕鯨禁止の問題が出るようになりました。そのため、現在のコンドロイチンは主にサメから取られたものになっています。