コンドロイチンと神経痛

コンドロイチンは神経痛にも効果があるようです。神経痛の特徴は強烈で電気的な痛みだといわれています。寒さや気圧の変化など、わずかな環境の変化で痛みが悪化してしまうのです。三叉神経痛は神経痛の中でも典型的なもので、冷たい風が顔に触れるだけでも激痛が走るといわれています。

神経細胞に酵素や栄養素を補充する細胞は、グリア細胞とよばれるものです。コンドロイチンなどを含むムコ多糖を分泌する働きが、このグリア細胞にはあります。動物の細胞や繊維、組織、器官の間をしっかりと結びつけて保護し、栄養を補給する働きがある粘性の物質が、ムコ多糖体というものです。もし異変がこのムコ多糖類の生成に起きると、神経そのものの機能が大きく歪むことになってしまいます。

コンドロイチンはグリア細胞や神経繊維の外側を包む膜に作用するのでその刺激を和らげてくれます。そして痛みの原因となる物質にくっつく性質のコンドロイチンは一時的にその痛みを除去してくれるものなのです。

そのためコンドロイチンは神経痛の激しい痛みだけでなく、ギックリ腰や肩こりにも効果があるようです。てんかんの薬を使って、三叉神経痛を和らげることもありますが副作用の眠気が起きることも多々あるようです。どうしようもない神経痛に悩まされている時はコンドロイチンを試してみるのもいいかもしれません。